荒砥:うんうん。じゃあ次は寮祭の話を。
むね:寮祭はあれなんすよ、結構受け身やったから、なんかもっとやればよかったなっていうのがすごい大きい後悔としてあるかも。
荒砥:俺も1年目は全然なんもやってなかった。受け身というか、あんまり思い出がない。ポーカー大会くらい?
むね:僕、寮に入ってからは1年目やったから、外様じゃないけれども、まだ慣れてないみたいな気持ちがありつつ。ふつうは慣れてないなりにさ、気合で企画立てたりするじゃん。でもなにかをやるにはちょっと年をいっていた。だから今はすごい後悔してる。
荒砥:なるほど。俺も去年はそういう感じだったかな。
むね:うん。新入生なのに、新入生じゃないというかね。前のめりに企画を考えたりして、なんか出したりするのがちょっと恥ずかしいみたいな風に思ってたのかもしらん。人がやってるものを楽しんで享受してればいいみたいな感じがあったんだろうから、
今考えると結構おっきい後悔かもしれない。寮祭に限らないけど。
荒砥:去年そういう感じだったから、今年は企画しました。人狼をやる企画とかamong usとか。
あと、部屋決め会議って出た?
むね:出た出た。
荒砥:どうでしたか。
むね:あれね、荒砥の確保に動いた記憶がある。
荒砥:その節はどうもお世話になりました。
むね:あれ楽しかった記憶がある。でもね、結構切なかったんですよ。新しい友達をどうしようかみたいな会議なはずなのに、俺はあんま関係ないという。
荒砥:出てっちゃうからね。
むね:僕が入寮するタイミングもそうだけど、もう卒業するから来年4月以降はいないみたいな人が結構運営をゴリっとやってるのが、すごい面白かった。
荒砥:はいはい。
むね:僕の多分それまでの常識感というか、自分の持ってるその理解の中にそういう行動ってのはあんまなくて、卒業間近な人間というのは、黙って追い出されるというか。何もタッチせずいろんなものを引き継いで、あとは手ぶらになってバイバイって見送られるもんなのかなと思ってた。寮は結構その直前まで、色々仕事をするなり、結構コミットする人がいて、そこはすごい面白かったし、 価値観が変わったんじゃないですかね。普通のサークルとかだったらあんなことにはならないやろうなと。
なんか最後の最後までチョコたっぷりみたいな感じ。
荒砥:寮生活は最後まで楽しめますよという。
・寮の魅力
荒砥:で、最後に、寮の魅力と、逆にこれはちょっと良くないなみたいなこととか、もしあれば、お願いします。寮最高、みたいな感じだったらそれでもいいけど。
むね:やっぱりこれは常々言ってる気もするんだけど、誘わなくても喋れる友達がいるってのはもう素晴らしい。これはもう、圧倒的に素晴らしいです。約束をしなくても遊べるってのも。3日後何々しようみたいな細かい段取りとかを踏まなくてもやれるってのが1番よかったかな、って今になってみると思う。で、良くなかったことね。多分長く住めば住むほど悪いところってのは見えてくると思うんやけど、そういうのを見ずに退寮した感じがする。
荒砥:確かに俺も2年目の方が悪い部分が見えるようになったみたいなところはある。
むね:本当に何も悪いこと知らずに出たから、あんま嫌なことはなんもなかったんだよな。細々としたことだったら色々あるけどね。炊事場が汚いとか、誰かが片付けないとか、そういう系のやつですよ。些細なこと。
1年目で、しかも怠けても、何のマイナスにもならないみたいな感じだったから、俺、 ネガティブな要素がほぼ何もなかったんですよ。俺、単位取らなくてよかったし。でも、新歓があって、すごい楽しくて、バイトぶっちしちゃった。
荒砥:はいはいはい。
むね:いや、ネガティブではないな。ネガティブなことって何?
荒砥:俺は最近、悪い部分がちょっと見えてきたので。
むね:なんすか。俺の知らないものを。
荒砥:うん。やっぱ寮自治の悪い側面みたいな。
むね:まあまあまあ、なんか俺もほの見えてはいたけど、
荒砥:そうね、去年よりもちょっとよく見えるようになってきて。
むね:あれだわ。俺、悪いところが見えなかったって言ってるけれども、それは多分、俺が真面目にいろんな手伝いをしようみたいなこと、そんなに真剣に考えてなかったからだと思うよ。
荒砥:まあまあ、寮自治って、がっつりやると色々見えてくるらしいからね。
むね:じゃあ、もういっぱい見てもらって。
ちょっとネガティブなことで言うと。それまで4年間仲良かった人たちと、会う回数減ったかも。
荒砥:俺とかね。
むね:そうそう、荒砥とか。
1回生だったら寮の他に友達がいないって話もあるじゃん。本当はどうか知らないけどね。コミュニティが閉じていくみたいなのはあった気もするけれど、当時は楽しかったですよ。僕はシェアハウスしたいぐらいですよ。
談話室が欲しい。全員言ってると思うんだけど。
荒砥:うん、nobとかがみんとかも言ってる。
むね:nobもね。近くに住んでるとはいっても、遠いんすよ。全然遠すぎる。人と人の距離が遠すぎますよ。
荒砥:話はこんな感じ?
むね:もう俺、来年はさすがにちょっと厳しいから寮にいけないな。
やっぱ2年。厳しいものですよ。そしてどんどん僕たちは居場所を失っていくと。
荒砥:居場所ってね、作り続けないといけないから。
むね:寮みたいな場所というとあれだけれども、密接な感じはやっぱ築きにくいよ。毎日会わないから。毎日会うって大事。マジで。
荒砥:寮の人間関係ってなんかすごいよね。他がどうかは知らないけど、C12にいて、いい感じの距離感みたいなのがあるよね。あんまり干渉しすぎず。でも仲悪いわけじゃない。仲いい。
むね:よかったよ。俺はすごいよかった。
やっぱね、一緒に飯作るとか楽しいから。
荒砥:楽しいね。
むね:そうそうそう。もうね、もう一緒に飯作れなくなりますわ。なんか一緒に飯を作る機会がない。飯を作る機会を自分で頑張って作ろうとするとめっちゃ大変なんで、そういう環境に入った方が楽しい。
荒砥:一緒にご飯作るって普通人生であんまないから。家族としかやらない。
むね:あれは楽しいね。俺もなんか会社で一緒に飯とか作りたいですねとか、友達の家で飯とか作りたいですよねとか言っても、「なんで?」みたいな感じになるんで。全部が仰々しくなってく。寮は仰々しくないのがすごいいい。飯食いに行くとか言っても、いい飯食いに行こうってなったり。一緒に飯作ろうってのは、もうキャンプという形を取るしかないという。そういう風に準備して、気を使って、みたいになってくるので。それはもっとなんかだらっとやりたいところですよね。だらっとだらっとそういうのができるのはすごい大きい。キャンプしなくても一緒に飯作れるとこが1番いい。
荒砥:そこが寮の1番の魅力と。
むね:そう、わざわざキャンプ場とかか予約しなくてもいい。それに尽きるんじゃないですかね。